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夜の振り返りmtgを通して (木, 20 3月 2014)
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夜の振り返りmtgを通して

夜の振り返りmtgを通して、被災地で学生が何を考えているのか、を感じる。

前回の記事でも簡単にご紹介させていただきましたが、私たちは以下の4つの意義をもって振り返りをしています。
①毎日多くのことを考えるため、振り返りシートへの記入を通してその日の気持ちと考えを整理すること。
②地元に戻って友人に伝えるため、みんなへの発表を通して「伝わる」言葉を整理した気持ちから探すこと。
③フィードバックを通して、他の人の考え方に触れ吸収すること。
④活動場所の違った人の振り返りを聞くことを通して、1人では体験できない複数の活動場所の内容と話を共有すること。

参加者とスタッフが順番に今日の活動内容と感想、心に残ったこととその理由、困ったこと・疑問の3つの中でみんなに伝えたいことをシェアした後に、話した内容から命題になることについてみんなで議論します。
今回は2013年度春期ボランティア派遣活動の第3ターム3日目の夜の振り返りmtgの内容を少しお伝えします。



なぜ漁師さんは借金を2重(震災前と震災後)で負っても、漁師さんを続けるのか。

参加者の一人がこの話にボランティア先の漁師さんが「漁師への誇りと復興への願い」を持っていると聞いたと言ったところから議論が始まり、まだ漁師さんにボランティアに入っていない人から中心に「借金があるから他の仕事に就きたくても就けないのでは」「先輩世代からの圧力や風土ではないか」という意見が出ました。その意見に良い意味に捉えて「ここに住んでいる生き甲斐とか常識ではないか」という意見や「他の人が持っていない海への知識やテクニックを最大限生かしているからいいのではないか」という意見が出ました。最後は「人間の考えは賛成と反対に分けることなんて出来なくって、どっちの理由もあるだろう」という意見でした。



「ボランティアとは何か?」から・・・。

このタイミングで必ずといって良い程この命題に当たる(なぜ自分は来ているのか)のですが、ボランティアを狭義的に捉えている人と広義的に捉えている人が混在していて「ボランティアは自分が苦しんでこそではないか。それ以外の誰でも出来る活動はお手伝いである。」という意見や「現地の仕事を取っているのは事実だけど、現地の経済が回るまでのお手伝いがボランティア」、「能動的・積極的であることがボランティア」、「効率性と達成感というある種真逆の重視」などの意見が出てました。
そこから、【責任】の話になり、あくまで「仕事」ではないからノルマをクリアする必要がないが、それならばどこまでがボランティアのミッションなのか。
ボランティアがいない作業する人が現地の人だけのときよりもボランティアが入ったときのほうが作業が遅れるのはダメ(当たり前に聞こえるが、現地の人は多くの時間をボランティアに仕事を教える時間に費やしてくれる)だし、ボランティア人数の増加に比例して作業効率が上がらなかったこと(手が空いている人が増える)を問題視する意見もありました。
最後は今回の活動のゴールに関しての議論になり、東北を発信し続けることが必要か、最近の伊予灘での地震から繋がる地元の防災意識の向上か、など自分の活動意義を議論しました。
支援のカタチ(寄付か、ボランティアか)と自己満足の関係性

今日一緒に活動した団体さんの話から、やっぱりお金の流れが分からない寄付の必要性を議論し始めましたが、「それでは、みんなは参加費等々も含めて7万円ぐらい使っている。そのお金を参加者約100人みんなが寄付したら700万円になる。」という意見も出て、どっちの方がボランティアでは決してしていけない自己満足なのかを考える機会になりました。

他にもキーワードとして、「自分達(ボランティア参加者)は震災を認めたくない。だから、活動は楽しかっただけ(一見浅い意見に聞こえるけど心の奥には震災の怖さから逃げている)という意見になる。」
現地の方の日常会話の中で普通に震災の話が出ることに関して「家以外の流されたコトに焦点が当たっていない。」という意見もありました。
また、被災者への愛のある発言をしていた人に対して、「それでも被災者から震災当初の話を聞けて良かったと思っているでしょ。」という意見に同意するという場面もありました。

毎回2時間以上に渡って熱い議論を繰り返します。

第3ターム最終日の夜のmtgでは、「一番印象に残ったモノ・人・言葉」「自分にとってボランティアとは何か」について一人ひとり発表することを通して1週間の活動の経験をまとめて頂きました。
スタッフと参加者全員が発表したボランティアを記載させて頂きます。


自分にとってボランティアとは何かー

・同じ場を共有し、喜びと悲しみを共用すること。
・相手に与えて相手から頂く利益の交換。その相乗効果で全体がプラスになること。
・活動によってしてもらう側とさせてもらう側の双方に、利益につながること・心理的なもの等 何かしら得ることができることを理想とするもの。だから自分がボランティアさせてもらうときに優先すべきはニーズに応えることで、作業に対するやる気や役に立ちたいという思いが中途半端であれば手を出さないほうがよい、自分がやりたいという意志があるからこそボランティアすることの意味がうまれる。
・交流を通して元気づけること、これからも手紙とか出来ることをすること。
・必要とされていることを踏まえて、今後の東北を考え、出来ることをするだけではなく、想いをカタチにすること。
・活動の最中に現地の人の喜ぶ顔が浮かぶ活動。
・分からない。けど、分からないことが分かった。
・相手にも自分にも意義のある継続的な奉仕活動。継続性について、今回は現地の方に迷惑かけて力になれていないと思っているけど、これからも続ければ力になれるためにも必要。
・前述の利益の交換と意見は同じだが、必ず「支援する側」と「支援しない側」は必要。誰も損せず繋がれること。
・震災の辛い記憶を楽しい思い出を一緒に作ることを通して癒せてあげることが出来ること。考え続けること。
・ボランティアは社会問題に直接触れられる。そこから種を見つけ、次の行動に移すための中間地点がボランティア。
・期待に応えて喜んでもらうこと。
・目の前でこけた見知らぬお婆ちゃんを助けてあげることと同じ。
・津波で亡くなられた方も金銭的に利益のない俺らの行動も理不尽。道理にあっていない。それが繋がるのがボランティア。
・他人にとっての幸福と自分にとっての幸福に能動的にアクションを起こすこと。ボランティアはきっかけ。
・ボランティアとは、縁。現地の方だけでなく、学生とも繋がれるという意味において。
・ボランティアとは、理解と思いやり。思いやりはきっかけであり、交流である。
・ボランティアしている現地だけで経済が回るまでの間の手助け。徐々に支援を減らし最終的にボランティアは無くなっていく。
・心が繋がって触れ合う活動。
・お互いに、全体的に、プラスになること。
・自分に出来る最大限を考えて、心を込めて行なうこと。その繰り返し。
・ボランティアはやっぱり楽しいこと。部活の練習のような辛いことも含めて。
・ボランティアとは、生きること。
・ボランティアは趣味。

最初にもお伝えした通り、ボランティアの定義を決めることに価値はなく、考えることを通して、言葉にまだなっていない1週間の経験をまとめて頂いております。
一人ひとりのバックグラウンドがあり、一人ひとりの被災地での経験があり、上記の文章を見ただけでは分かりづらいところもあって申し訳ございませんが、このように学生は必死に真摯に向き合っています。
一人ひとりの将来に期待して、第3ターム終了のご報告とさせて頂きます。
第4、5タームもどうぞ引き続き宜しくお願いいたします。